伯母は横浜市の有料老人ホームに入気して3年になります。
去年末あたりから体調不良はありましたが、食欲もあり、押し車で自分で動いて行動できていました。
1/2、1/4に面会に行った時も私が慌てるような様子はなかったのです。でも1月11日に会いに行った時には浮腫みが出ていて、早めの診療をアドバイスもらいましたが、17日が定期検診だったので、伯母と相談し、その日まで頑張ることにしました。
17日、当日は歩くのがしんどそうだったので車椅子を使い、老人ホームの専用車を出してもらって病院へ行きました。
先生に伯母を外したところでお話があり、肝硬変の悪化と肝細胞癌の再発を指摘されました。
アルブミンという数値が大分落ちてしまったために浮腫みがあったようです。
年齢が88歳という事もあり、治癒目的の治療をしても苦痛なだけだし、治療自体が負担になる可能性があるとのご意見でした。
それよりも安らかな最期を迎える準備をしましょうというお話になりました。
まず、
「最期の時をどこで迎えたいか」
これが問題になります。選択肢は3つ。
1.病院 2.老人ホーム 3.自宅です。
幸い、お世話になっている老人ホームには看取りのプログラムというのがあり、今まで暮らしたお部屋で最期の時まで過ごす事が可能だったので、私たちは老人ホームで過ごす事を選択しました。
この時、伯母は移動こそ車椅子ではありましたが、トイレも自分で出来たし、食堂できつねうどんを一人前ペロリと食べてくれました。
1月17日の時点で、私はまだ伯母の余命について全くピンときていませんでした。伯母はもちろん今も自分の状況をわかっていません。肝硬変が悪化しても、肝細胞癌が再発しても、高齢だし、進行も遅いんだし、今までの伯母の既往歴からの華麗なる復活を振り返れば「余命」などという単語はまだまだ無縁に思えました。
老人ホームにお世話になってからありがたいと思った事は山ほどありますが、現時点で自宅看護ではなく、老人ホームに伯母がいてくれている事ほどありがたく、素晴らしい選択肢はあり得ないと思います。
なぜなら、血の繋がりのない伯母と45歳の私が2人きりで乗り越えるには余りにもハードルが高い上に障害物が多すぎるからです。
しかし、老人ホームさんに頼りきりにしているととんでもないジレンマに陥るという事も、この短い数日のうちに嫌というほど経験しました。
この経験が誰かの参考になれば良いな、と思いブログにしてみることにしました。
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